こんにちは!natuです(^-^)
週末、東京芸術劇場に文学座さんの「真実」を観劇してきました。
芸術が集まる場というのは、とてもエネルギーが高い!
劇場のロビーに入った瞬間、空間が変わったのが分かりました。
駅と同じように大勢の人で溢れているのに、全く違うんです。
空気が澄んでるんですよね。とても心地いいんです。
劇はW不倫がテーマでもあり、私の所にくるクライアントさんは不倫の悩みを抱えている方が多いので見るべくして見に行った劇だったんだなと感じております。
内容もW不倫だから暗くてドロドロしているのかと思いきや、とっても面白くて男女の機微の心理を見事に描いていた作品でした。
その後の、師匠・みちよさんと演出家・西川さんによる赤裸々トークお茶会もとっても深いお話、裏話が聞けて得るものがたくさんありました。
実は昨日、東京に向かっている電車の中でドアが開いて良い風が入ってきたと思ったら、本当に小さな白い羽が私の目の前をヒラヒラと舞い、ゆらゆら揺れながら私の膝の上に落ちたんです。
劇場でも座席に座って開演を待っていると、またしても小さな白い羽が私の目の前をヒラヒラと舞ってゆらゆら落ちてきました。
1日に2度も、しかも室内で白い羽。
ゆらゆらと揺れて、迷っていた私の背中を押してくれたんですね(*^_^*)
昨日は私にとっても濃~い1日でした。
今日は劇の題でもあった【真実】について書いていきますね。
嘘は必ずしも悪いことではない
人間は嘘をつく生き物です。
今まで生きてきた中で、嘘をついたことがない人間はいないと思います。
親が子供に「嘘をついてはいけません。嘘は泥棒の始まり」なんて言ったそばから、
「ねぇ、お父さん。ダイナマイトって誰が作ったの?」
「それはね、ダイナマイト博士が発明したんだよ」
なんて嘘ぶいて喧嘩になったりします(笑)
嘘をつくことは、必ずしも悪いことではないんです。
その嘘が、誰かと楽しむための嘘だったり、誰かを守るための嘘だったり、誰かを傷つけないようにするための嘘、そして自分を裏切らない為の嘘だってあるんですね。
自分の保身の為だけにつく嘘とは違うんです。
全てを白日の下に晒すことが、必ずしも正しいということではないんです。
(ダイナマイトはきちんと誰が発明したのか息子に教えました(笑))
不倫やダブル不倫をしている以上は、誰かに嘘をついている事になります。
ですが、自分に嘘はついていないんです。
「彼と一緒に居たい」
「彼の事が好き」
自分の気持ちを裏切ってはいないんですね。
自分に嘘をつき、自分を裏切るのというのは、自分で自分を傷つけているのと一緒なんです。
不倫やダブル不倫をしているというのは<事実>であり、<真実>ではないんです。
<事実>は、今起こっている出来事を客観的に表しています。
事実の裏にあるものこそが、真実。
例えば、
不倫で女性が「未来は一緒にいたいと思っている。それが出来ないなら別れる」と告げて別れた。
事実は2人は別れたということ。
でも、真実は、
男性は、これ以上2人の関係が進んだら家庭に戻れなくなる怖さから別れを選んだ。
本当は別れたくなかった。
女性は、これ以上今のままの2人が一緒にいても何も変わらず、お互いの成長も何もない不変を終わらせる為に別れを選んだ。
「縁があればまた会える」そう信じて。
別れの理由1つをとっても、お互い考えていることが全く違うんです。
<真実>とは、自分にとって本当のこと。
自分で考え決めたことで主観的。
人それぞれで違うんです。
例えそれで誰かを欺くことになっても、欺かれたフリをすることになっても、
その人の真実がそこにあるんですね。
最後に
真実の全てを白日の下に晒すべきかといったらそうではないんですね。
これもタイミングです。
相手に伝える必要があることは、伝えるべく出来事が起こります。
相手にバレる必要がある場合は、バレる出来事が起こります。
それは、その人にとって必要だから起こっていることなんですね。
起こるべくして起こっていることなんです。
今回の舞台「真実」文学座さんの公式HPはこちら↓↓↓
【前の記事】⇒彼の優先順位