こんにちは!natuです(^O^)/
最近、めっきり銀魂にやられてます(笑)銀さんと、沖田がかっこいい♪
好きなアニメやマンガをのんびりと見る時間もなく過ごしてきた今までを思い出します。
やらなければいけない、誰かの役に立つこと、自分で自分の面倒を見なければいけないと過剰なまでに自分を追い込んで奮い立たせてきた、自分にそうさせてしまってきた時間を取り戻してるんだなと感じてます。
自分の心の声に今は素直になってのんびりしたいと思います(^-^)
今日は、【毒親とお金】について書いていきますね。
お金は1度貸したら何度もせびられる
毒親にも色々種類はいる。
お金を子供からむしり取る親も『普通』ではないんです。
私が高校生の頃。
部活漬けだった私が引退をして自由の時間を手に入れて、何かしたいと思った。
夏休みに住み込みのバイトを見つけ、友達と一緒に伊豆で働きました。
稼いだバイト代で新しいMDコンポを買おうとはりきってました。
初めて親元を離れ、自分でお金を稼ぐ体験が出来ているのが新鮮でした。
ワクワクしながら翌月の給料日にお金が振り込まれるのを待ち、通帳に刻まれた数字に嬉しくなりました。
それからすぐに、母親が「お金を貸してほしい」といい、母の事を信頼していた私は何も疑いもせずキャッシュカードを渡しました。
1万円ぐらいなのかな~と考えていた私の考えは甘かった。
後日、お金を下ろそうと銀行へ行き記帳すると・・・残高は数千円だった。
稼いだバイト代は10万弱あった。
それら全てを下ろされていた。
勿論、私は怒って母に詰め寄った。
返ってきた言葉は
「うるさいねっ!!あんたの学費に使ったんだよ!!あんたが稼いだ金で払って何が悪い!!」
それを聞いた私は何も言えなかった。
私立の高校を辞め、受験しなおして1浪してでも公立高に入ってバスケが出来ているのは、親なしでは無理だとわかっていたからです。
自分の学費の事を持ち出されたら、何も言えないです。
とても悲しかった。
とても腹がった。
だけど、
「それじゃしょうがないよね」
が勝ってしまうんです。
今でこそ、毒親とのちょうどいい距離感を掴めてきている私ですが、昔は母親の
「お金貸して」
に抗うことが出来ず、
勝手に私の保険証を持ち出されて私名義のクレジットカード作られて借金されて、クレジット会社から職場に電話が掛かってきても怒れませんでした。
何万円~何十万単位でお金をせびる母親に怒れませんでした。
なぜお金が必要なのか理由を聞いても「お金がない」「支払いが間に合わなかった」と適当な理由を並べられ、
それに対して拒否したり何か言おうものなら逆切れする母親にもう理由を聞くことも出来ず、何も言えませんでした。
どこかでおかしいと思いながら、私は家にお金を入れない父親を思い浮かべ、
お母さんは大変なんだからしょうがない
私がお母さんを助けてあげなきゃ
と母親を庇っていたんですね。
怒りや悲しみより、母親に対しての愛情が勝ってしまっていたんです。
大変な思いをしている母親に怒りを感じるなんてもってのほか。
「私が我慢すればいい。お姉ちゃんだって我慢しているんだから」
姉は私より先に働きに出てたため、母親が姉名義のクレジットカードを作っては借金し、
遂にはブラックリスト入りし、クレジットカードを作れなくなってしまいました。
私が我慢してもしても、姉が耐えても耐えても「お金貸して」は度々起こりました。
私の意識が変わったのは、普段ポストなんて見ない私がポストを開け、郵便物を手に取り、姉宛の1枚の封筒を見た時です。
差出人は裁判所でした。
人様宛ての郵便物を勝手に開けるなど、普段はしないです。
だけど、その時は「開けろ」と何かが私を動かしました。
内容は奨学金返済未払いの件で裁判所への出廷を促す文書でした。
しかも、○○日以内に連絡等なき場合は訴訟する旨などが記されていました。
まさかと思い、タンスを捜索すると裁判所からの封筒が複数未開封の状態で置いてあったんです。
母は姉宛ての郵便物を開けることもせず、姉に知らせるでもなく、黙って持っていました。
私はこのままでは姉が大変な目に遭う、母に言ったってうやむやにされるか、逆切れされるかだと直感し、すぐさま姉のフリをして裁判所の担当部署へ電話を掛けました。
このことを姉に伝え、母親に問い詰めると
勝手に郵便物を開けたことに怒り、
姉が途中でやめた大学の費用なんだから、姉が返すのが当たり前
と悪びれもせず言いました。
その時、母への愛情より虚無感が勝りました。
「あ~、期待するだけ無駄なんだ」とわかりました。
それ以来、親がおかしい事に少しずつ気づき、親への愛から曇っていたフィルターを綺麗にしていきました。
私が結婚して家庭を持った後も、実家を出てマンションで暮らし始めた時もお金をせびられました。
もうその頃には親への愛情も同情も薄れており、きっぱりと断ることができました。
もう、私1人のお金ではないのもありました。
旦那さんが、私たち家族を守るために一生懸命に稼いできてくれたお金です。
旦那さんの援護射撃もあって、お金を貸すというループから抜け出せたんです。
断ったときは、母親は泣き落としにきました。
「お願いだから。今回で最後だから」
そんな聞き飽きたセリフと泣き落としにくる母親に一気に冷めたのを覚えています。
<自業自得じゃん>
何かを言われれば言われるほど、泣きっ面を見せられるほど、私の心は冷めていきました。
今でいうドン引きです。
かわいそう、庇ってあげなきゃ、大変なんだから
そんな思い微塵も感じませんでした。
私が母親を庇うことから抜け出せた瞬間でした。
最後に
毒親に貸したお金は返ってきません。
私も全部は返ってきていません。
毒親は、子供に借りた金は<借りた>ではなく<貰った>と思っていると考えたほうがいいです。
実家にお金を入れることも、貸すことも同じです。
実家に住まわせてもらっているから
今まで育ててもらったから
確かにそれはそうですが、親が子供を育てるのは当たり前の事であり、親が子供に見返りを求めるのは愛ではないんです。
ですが、子供は親に恩を返すのが当たり前だと思っているんです。
だから、子供と喧嘩になった時
誰のおかげで学校に行けたと思っているんだ
誰がここまで育ててやったと思っているんだ
ここは誰の家だと思っているんだ
嫌なら出ていけ
バカの一つ覚えみたいに罵倒してくるんですね。
毒親にお金を貸さないでください。
そんな親の為に、自分が一生懸命に稼いだお金をあげないでください。
あなたの為に残してくれたお金をあげないでください。
だって、それはあなたのものなんです。
あなたが使っていいものなんです。
あなたの幸せの為に使って下さい。
親を助けられるのは親自身です。
あなたは親を助けるのではなく、自分自身を助けてあげてくださいね。
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