こんにちは!natuです(^O^)
さて、あなたは子供の頃のことを覚えていますか?
私はほとんど覚えていませんでした。
子供の頃の記憶ってあまりない人もいれば、鮮明に残っている人もいますよね。
ただ、全く覚えてない。
ほとんど覚えてない。
記憶が残りやすい小学生の頃の事も覚えてないとなると、話は違ってくるんですね。
記憶がないのは子供の頃に感じていた<感情>が関係しています。
今日は【子供の頃の記憶がない】について書いていきますね。
小学生の記憶がほとんどない
私には小学校3年生位までの記憶がほとんどありませんでした。
大きいイベントやすごく悲しかったことも3つか4つくらいしか覚えておらず、日常の自分がどんなだったかはほとんど覚えてません。
よく遊んだ友達も3、4人しか思い出せませんでしたね。
大多数の人間が覚えている小学生の記憶すらほとんどなくて、記憶があるのは小学4年生の時に始めたバスケットボールが関わっている記憶だけです。
母や姉に昔話をされても覚えてないので、何の話をされているのかさっぱりでした。
よく
「なんでそんなに覚えてないの?覚えてないのおかしいよ!」
と母と姉にバカにされていましたね。
記憶がないことを自分の中で特に気にすることもなく、<ないもんはしょうがない>と諦めて過ごしてきました。
ですが、あるセッションを切っ掛けに初めて子供の頃の記憶がない自分に違和感を感じたんです。
なぜ、私には記憶がないの?
感情を吐き出す為の闇ノートを見つめていると、
昔住んでいたアパートの玄関の前にこどもの私が立っていて、おばあちゃんが両手に大きな荷物を抱えて去っていく背中を見つめている場面が浮かびました。
その時の私の感情は、<辛い。守れなかった>それだけでした。
この場面が浮かんできたことで私の中で一つの仮説が出来ました。
おばあちゃんが去ったのは、父親と何かを言い争ったあとだったような気がする。
子供の頃、私も姉も父親から暴力を振るわれていたのではないか?
父親の怒りの逆鱗に触れると、ビンタされていたのではないか?
その疑問に答えられる人は、母親しかいませんでした。
母に直接聞くというのは、とても怖かったです。
得体のしれないものと対峙する恐怖。
思い出される恐怖。
母に何を言われるのかという恐怖。
でも、ここを知らないと私は前に進めない。
私は意を決して母親に電話をし、父親の事を聞きました。
おばあちゃんが家を出たのは、父親が姉に暴力を振るったことを怒り、それが元で父親と言い争いになり「出てけ」と言われ出て行ったとのこと。
父親は怒ると、こどもの私達に暴力をふるっていたのは事実だということ。
話をしている最中に母が言った。
「今は良くなったんだから、もういいじゃん」
「その分可愛がってたんだから」
母親のこの言葉を聞いて、こどもの私がどれだけ辛い思いをしてきたのかがわかりました。
これをきっかけに、色んな角度から親のことを見つめることができて、忘れていた他の記憶も蘇り、傷ついてないと思っていた事も、実は傷つけられてとても悲しい思いをしてたんだなとわかりました。
耐え難い感情は記憶に残さない
暴力と罵声、威圧と恐怖で支配されて誰も助けてくれない、逃れられないように可愛がられていた子供時代。
こどもの私はそんな家が嫌で嫌でたまらなかったんだな。
居るだけで苦しくて辛くて、誰も助けられなくて、こどもの私には何も出来なくて・・・
あまりの辛さと耐え難い苦しみに<感情>を抑え込んでしまったんですね。
自分が感じている本当の感情を抑え感じないようにして、親の受けのいい自分を演じるようになっていました。
親が求めてることしか感じない自分にしていったんですね。
感情を抑え込むと生きながらに死んでいる状態になります。
生きていないなら、記憶を残す必要もないですもんね。
感情の<喜び>や<辛い>が大きければ大きいほど記憶に残ります。
ですが、あまりにも辛い苦しいが大きすぎるもの、ショックすぎるものは感じないように、記憶に残らないようにしてしまうんですね。
それを簡単に呼び起こせないように心にブロックもかけてしまう。
その記憶が自分にとっては不安と恐怖しか感じないから、そんなものは見たくないと蓋をしてしまうんです。
自分を守るためにそうするしかなかったんですね。
だから、<子供の頃の記憶がない>のですね。
最後に
私も自分と向き合うまでは家族に問題があって、親との関係性がこんなにも自分に影響を与えているなんて気づいていませんでした。
記憶がないことも、親との関係性を表すものなんですね。
今、何かの問題を抱えていて悩んでいることがある。
でも親との関係性や育ってきた環境に問題があるとは思えない。
そんな風に思っていても、<記憶がない>ということはそこに何かがある可能性があります。
親との関係は問題がないと思っていても、記憶がないことに焦点をあてて少しずつ紐解いていくと
「いつも口うるさく言われて、自由にできなかった」
「親の価値観と違うことをすると怒られ、気が付くと親の言う通りにしていた」
「自分の感情を出すことを出来なくて、いい子でいるしかなかった」
なんてことが出てきます。
私は母親に直接聞きましたが、それをあなたが「今すぐにやらなければいけない」ってことではありません。
物事には必ずタイミングがあります。
あなたのベストのタイミングで言える時が来ます。
記憶が紐解かれていくと同時に感情も癒されていきます。
感情が癒されると、ずっと抱えていた不安や恐怖から解放されます。
あなたの中が喜びで一杯になって、今までとは違うあなたがそこにいますよ!
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Twitterに頂いたブログへのコメントです(^-^)
実は私もあんまり子供の頃の記憶ってないです(^_^;) そしてさらに今ちょうどインナーチャイルドワークの勉強を始めて、自分の中の子どもと向き合っている状態です。私にも仲間がいます。ちょっとずつ、自由になっていけたらいいな。
— Lien (@tunagulien) 2017年10月19日