こんにちは!natuです(^-^)
先日、セッションをしたクライアントさんが
「嫁のお父さんが亡くなったことに悲しみも何も感じない自分がいた。むしろ、そういう時ばかり俺に頼ってくる嫁や親せきを疎ましく思った。俺ってひどい奴だなって思った」
そんな風に自分の事を責めていました。
今日はこの事について書いていきますね。
怒りに諦めで蓋をする
彼と奥さんの関係は冷えきっていました。
夫婦の会話は事務的なもので、最近した会話は奥さんに「お金ちょうだい」と言われただけだと自嘲気味に言いました。
彼はなんとか寄り添うおうとしていましたが、距離は埋まらず、体の関係も奥さんにきっぱりと拒否されて以来、1年以上もないとのこと。
街でお父さん、お母さん、子供と家族揃って出掛けている一家をみると、
「俺の家は何でそれが出来ないんだろう」と思ってしまうと嘆いていました。
彼は奥さんだけではなく、自分にも非があることは重々承知していました。
今の状況が奥さんだけではなく、自分も一緒に作ってしまったことは分かっていました。
頭では分かっているんです。
奥さんが自分に冷たいのも、ATMと思われているのもしかたがない。
もう、あの奥さんには何を言っても無駄だから。
しょうがないんだよ。
あの人は、もう変わらない。
夫婦ではなく、ただの同居人だと思えばいい。
そんな風に自分に言い聞かせて、諦めの感情で自分の本当の感情に蓋をしたんですね。
だけど、ハートでは分かっていないんです。
分かりたくないんです。
本当は男として見て欲しかった。
男として、必要として欲しかった。
優しくして欲しかった。
労って欲しかった。
夫婦として、歩み寄りたかった。
なのに、歩み寄ろうとしない。
同居人の様に扱って、お金だけをせびる。
感謝も労いもない。
都合のいい時だけ、夫扱い。
「ふざけんなよ。俺はATMじゃねー!俺をなんだと思ってる!!」
本当は彼は怒っていたんです。
夫である自分を愛して欲しかったんです。
蓋をした感情は<怒り>だったんですね。
怒りがあるから、お義父さんの死に関して何とも思わなかったんです。
怒りがあるから、都合のいい時ばかり自分を頼る奥さんや親戚のことも、疎ましいと感じていたんですね。
それだけ<怒っている>ということなんです。
彼は自分を責めていましたが、責めなくていいんです。
「俺ってひどい奴」と自虐する事で、また<怒り>の感情を抑えてしまっていました。
そんな風に感じてしまうほど、自分は怒っているんだな
ずっと我慢してきたんだな
と、わかってあげることなんです。
<怒り>を感じていることを受け入れて欲しいんです。
それが、自分を癒し、助けることになりますからね。
最後に
男性は女性に比べて遥かに感覚・感情を感じるアンテナが低いんですね。
感情を表に出すことはカッコ悪い、男らしくないとの概念から感情を抑えて生きています。
<怒り>を表に出すのなんてもってのほか。
だったら自分が我慢して耐えればいいと、自分が耐える方を選んでしまうんです。
怒りは逃がしてあげなければ溜っていく一方です。
まるで、圧力鍋の中で煮えたぎりどんどん圧力がかかり、遂には蓋を吹き飛ばすまでになるのと一緒なんです。
そうなる前に、蓋をあけて逃がしてあげてください。
我慢や自己犠牲は美しくもなんともない。
ただ、自分を苦しめ続けるだけなんです。
自分がホッとする方を選んでいいんです。
楽して生きていいんですよ。
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twitterに頂いたコメントです↓↓↓
今回も読ませていただきました。
自分も過去には怒りに蓋をし続けて潰れたので、ものすごく共感できました。
慣れとは怖いものですね。
知らず知らずのうちに精神が蝕まれていきますから…。— チーフ@XYZ (@chief_xyz) 2018年3月8日
いつもありがとうございます😄
本当におっしゃる通りで、怒りを感じる出来事が当たり前の様に感じ、諦めてしまうと怒りを感じてる事すら分からなくなってしまうんですね。
チーフさんは、きちんと過去の怒りに向き合ってこられてるのですね😄
男性でそれが出来る人はなかなかいないですよ😊— natu (@natu9797) 2018年3月8日