こんにちは!筋肉痛が次の日に来ることにホッとしているnatuです。
新学年になって2か月がたち、運動会も終わってクラスが大分まとまってくると子供同士のトラブルも増えてきます。
学年が上に上がるにつれ、何回か同じクラスになった子達もいて、子供達の中で「あいつはこういう奴」という認識がすぐに浸透しパワーバランスが分かるからですね。
私の長男のはるも新学年に上がって早々、いじめっ子からの嫌がらせを受けました。
今日は、”いじめっ子から嫌がらせを受けた時にどうするか?”の体験も交えて書いていきます。
いじめっ子への一言が、嫌がらせをとめた
私の長男のはるは、人を騙したり嫌がらせをしたり、争い事やいじめをすごく嫌がります。
体が小さく細いこともあり、からかわれやすかったり、ちょっかいを出されることも多いです。
今回、嫌がらせをしてきた子は小学校低学年の時に同じクラスになったことがあり、その時にも嫌な思いをしました。
殴ったり蹴ったりなどの暴力はありませんでしたが、嫌がることをちょくちょくされていました。
そしてまた同じクラスになり、今度は席がその子の後ろという至近距離。
早速、初日の始業式の日に汚い言葉や「やめろ!」と言ってることを何度もされて、はるはイライラして帰ってきました。
週明け(始業式は金曜でした)・・・
学校から帰ってきたはるは、その日の嫌だったことを話してくれました。
「やめろ!と何度も言ってるのにやめてくれない!ずっとやってくる!!
他の友達が「やめろよ!同じことするぞ!」っていうと「やれるものならやってみろ!」って言う・・・
なんでやめてくれないのかなぁ・・・他の友達にも意地悪するんだよ!俺はそれも嫌だよ!」
寝る前に「頭が痛い」と訴えてきて、測ると微熱がありました。
嫌なことばかりされて、必死で「やめて」と言って頑張って抵抗したのにやめてくれないので、心が疲れてしまっていたんですね。
身体が心のSOSを出しているのがわかりました。
次の日もまだ熱があったので休ませました。
この嫌がらせはほっとくと危険だなと感じました。
まずは親として出来ることをしました。
先生には電話ではなく書面で今の状況を伝え、1人の子がずっとその子の近くにいる事がないように配慮を求めました。
そして後日・・・
はるが席替えをしたと言ってきました。
「今度はその子が隣の席になった~。くじで決めたのに~」
”くじで決めたにも関わらず、また近くかぁ~”と私が驚いていると
「委員会も同じなんだよ!俺がやるって言ったらついてきてさぁ~嫌だよー! 」
更に驚きました。
しかも、ついてきたかぁ~・・・これはサインだなとわかりました。
サインを受け取ったらちゃんと向き合う
最初から席が近くて、席替えでくじで決めたにも関わらずまたしても近くて、委員会も一緒ときてますね。
離れようとしているのに、3度に渡って関わりをもたされてます。
ここまで来るとこれはサインですね。
『その子と向き合いなさい。ちゃんとその子の事を見なさい。』
私とはるに言われていますね。
はるとその子について話し合いました。
話している最中に、少しぽっちゃりした男の子が1人、背中を丸めてうつむいて立ってる姿が視えました。
ハッとわかりました。
『この子は本当はさみしいんだな。構ってほしくて攻撃的な態度をとっているんだな。』
さみしさを内側にずっと抱えていて、でも誰もそれをわかってくれなくて・・・。
本当は友達が欲しいのに、どうやって接すればいいかわからなくなってしまっているんですね。
だから攻撃的になって何かをすれば子分のような友達もできるし、周りとは接点を持つことが出来てさみしさを紛らわしているんですね。
だからといって周りの人を傷つけたり、攻撃していい理由にはなりません。
された方は、たまったもんじゃないですからね。
「○○君に明日も嫌なことされたら”友達、いらないの?意地悪なことばかりしてる子は僕は嫌だよ”って言ってごらん。
それで暴力振るわれたり何かされたら、すぐにお父さんかお母さんに言いなね。ちゃんと守るからね!はるの味方だよ!」
はるは「わかった!言ってみる!」と意気込み、安心していました。
次の日・・・
学校から帰ってくると、はるが誇らしげに報告してくれました。
「今日ね、また嫌なことされた。他のお友達もやられてさ、その子といじめっ子が殴り合いのケンカになりそうになって、お互い悪いんだけどね、俺、止めに入ったの!それでもやめないから俺、いじめっこに言ったの!
なんでそういうことするの!!○○君は友達、いらないの?って」
その言葉を聞いた瞬間、いじめっ子はピタっと静かになってこう言ったそうです。
「俺は友達は欲しいよ・・・友達はいるよ・・・ごめんね。」
初めて謝ってくれたと言っていました。
騒動も収まり、その日はそれから何もされなかったとのこと。
他のお友達にも「よく言えたな!すごいな!」と讃えられたと喜んでいました。
それから今まで、多少のちょっかいを出されることはあるみたいですが、前のような嫌がらせはしてこなくなりました。
子供同士のトラブルは親がすぐに介入しない
子供同士のトラブルは、親がどこから介入するのか、どこまで介入していいのかが悩みどころですよね。
最初は、子供同士のトラブルは子供達だけで解決を促しましょうね。
子供同士で起きたことは、子供たちに学びの機会を与えています。
人の気持ちを考えたり、コミュニケーション力を学んでいます。
親は子供を信頼し、助言を求められたらアドバイスをして、しつこく何があったのか聞かずにいてくださいね。
特に男の子は、しつこく聞かれることで”自分は信頼されていない。そんなのカッコ悪い。”と思い、余計に口を閉ざしてしまいます。
あとはすぐに親が介入して解決していたら、子供は自分で考えることをしなくなり、なんでも親に頼めば解決してもらえると勘違いして育ってしまいます。
様子を注意深くみながら、子供だけでは解決できないなと感じたらすぐに介入するようにしてくださいね。
そして、子供の話を聞くときに、気を付けて欲しいことがあります。
- 子供の言い分を最後までしっかりと聞く。
- 嫌だと思った気持ち、辛かった気持ちを受け止め「それは嫌だったね」と認めてあげること。
- 子供の言い分を全部、鵜呑みにしない。
子供は自分を守ろうとして、見てもいない事をその場で見てたかのように話したり、ちょっとした一言でも尾ひれに背びれをつけ、オーバーに話したりしますからね。
自分の子供の話でも冷静に聞いて、感情的にならないように注意し、子供にとって何が一番いいのかを考えて対応していきましょうね。
親の言葉は子供にはお守りになる
今回、はるの行動力の高さと勇気をみました。
言ってごらんと言われて実際に言えるのは、はると私の間に信頼と安心が出来ているからだなと感じました。
私はいつも子供たちに伝えていることがあります。
- お父さんとお母さんはあなたの味方だよ。
- 何かあった時は必ず守るよ!だから、大丈夫だよ!
- あなたは宝物だよ。
特に1番と2番は子供たちの安心と信頼に繋がっていて、3つ目は無条件に宝物だよと伝えているので、自己肯定感に繋がっていますね。
あとは、言いながらハグ&ぶちゅーをしてみんなでケラケラ笑ってます。
親の言葉一つで、子供にはお守りになって勇気のある行動もとれるようになる。
逆に、刃物のように鋭い棘となってずっと刺さったままになることもあります。
親が思っているより子供は感受性豊かで、大人の何倍も感じ取ります。
それを忘れずにいることが、子供との信頼関係を築いていくことになります。
まとめ
子供が他の子をいじめ、攻撃的になって教師や大人に反抗的になる。
物を盗んだり、親の前ではいい子を演じたりするのは親の愛情がかなり影響しています。
いつもさみしさを抱えてたり、わかってもらえない理不尽さ、兄妹間での愛情の格差など様々なことが子供の心を侵食しています。
子供の問題に向き合う時、子供だけをどうにかしようとしてもダメです。
子供の問題は、親に問題があるから起きることです。
あなたがお子さんの事でお悩みなら、まずは自分と向き合うところから始めてください。
子供が必死で出しているサインを見逃さないでくださいね。
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